2022.11.07
屋根のケラバと唐草の違いについてご説明します!
皆様こんにちは!
岐阜の屋根を守り続けて100年以上
岐阜市・本巣市・山県市地域密着の屋根リフォーム・防災・雨漏り専門店 日本いぶし瓦です。
屋根のケラバと唐草についてご存じの方は少ないでしょう。
そこで今回は、ケラバと唐草それぞれがどういったものなのか、どういった役割があるのかをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
ケラバとは?
ケラバ(袖)は、切妻屋根や片流れ屋根にみられます。
基本的に住宅の屋根は、外壁面よりはね出すように設計されています。
切妻屋根や片流れ屋根の場合、屋根の勾配は1方向もしくは2方向ついており、勾配の先には雨樋が取り付けられます。
雨樋が付かない残りの辺で外壁よりはね出すように収められている部分をケラバ(袖)といいます。
ケラバの側面を破風(はふ)、裏面を軒天(のきてん)といいます。
ケラバは3つの役割を果たします。
1つ目は、雨水から外壁を守ることです。
ケラバは、雨水を外壁や窓に当たりにくくします。
また、屋根に当たってたれ落ちる雨水を切り落とす水切りの役割も果たします。
2つ目は、紫外線から外壁を守ることです。
雨水対策と近い役割ですが、ケラバがあることで紫外線も外壁に当たりにくくなります。
紫外線は外壁の劣化を促進する原因の1つであるため、外壁の長持ちにつながります。
3つ目は、日当たりを調整することです。
ケラバは2階の部屋に入る太陽光を軽減します。
特に夏場は太陽光が直接室内に届くと、室内が暑くなってしまいます。
ケラバを設置することで、室温の上昇を抑え冷房の効率を高めます。
冬場は日射角度が低くなる為、ケラバによって日当たりが悪くなる心配はありません。
唐草とは?
唐草は屋根材の一部で、屋根の一番外側の部分を囲い込む部材を指します。
唐草と呼ばれているのは、昔日本で軒先の瓦に唐草模様を描く文化があったからだといわれています。
唐草は、軒先に流れてきた雨水を雨樋に誘導したり、軒先の木材を雨水から保護したりする役割があります。
ケラバや唐草は、雨水から住まいを守る役割があります。劣化が進むと大雨や台風の際に雨漏りが発生するリスクが高まるため、劣化や破損が進んでいないか定期的に確認しておきましょう。
ケラバや唐草の点検や修理は、高所での作業となり危険が伴うため、業者に依頼すると良いでしょう。
まとめ
本記事では、ケラバと唐草をご紹介しました。
本稿でそれぞれの役割や違いを理解していただければ幸いです。
屋根のメンテナンスをお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。