優れた機能が評価されており、古くから建物の屋根に使用されている瓦屋根。
そんな瓦屋根の特徴について知っておきたいですよね。
また、瓦屋根のメンテナンス方法は劣化症状によって異なります。
そこで、今回は日本家屋の代表的な瓦の特徴と瓦屋根の劣化症状に合わせたメンテナンス方法についてご紹介します。

日本家屋の代表的な瓦にはどんな特徴がある？

日本家屋の代表的な瓦には、重いという特徴があります。
瓦が重いことで建物の耐震性が心配されますが、この時に注意するべきことは瓦の重さではなく建物自体の耐震性です。
建物の耐震性を高めたり、地層のタイプを見極めたりすることで、瓦の重さで建物が崩壊するというような心配もありません。

それでも瓦の重さが気になる方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は軽量タイプの瓦を選択することをおすすめします。
軽量タイプの瓦は一般的な陶器瓦よりも約20%も軽いうえ、汚れの落ちやすさや強度がグレードアップされた製品が存在します。

一方で、重さがある瓦は陶器などの強い材質でできているため、建物の屋根材としては非常に高い耐久性を持ちます。
また、瓦は正しいメンテナンスによって100年以上使用できるケースがあり、メンテナンス費用があまりかからないという特徴があります。

瓦屋根の劣化症状に合わせたメンテナンス方法とは？

瓦屋根は、瓦の土台となる漆喰や瓦の状態によってメンテナンス方法が異なります。
例えば、漆喰が劣化している場合は棟の土台から葺き土が露出しているケース、瓦はひび割れや大きな割れが生じているケースがあります。

屋根葺き替え

屋根葺き替えは、瓦の表面にひび割れが生じていたり大量の瓦が割れていたりする場合など、劣化が深刻な場合に行われます。
このような場合に、屋根葺き替えで劣化した瓦を全て取り外して、新しい瓦を葺き直します。

葺き直し工事

葺き直し工事は、劣化がまだ深刻な状態ではなく、瓦を再利用できる場合に行われます。
このような場合に、葺き直し工事で劣化している部分を取り外し、必要に応じて補強材を取り付けた上で新しい瓦を葺きます。

まとめ

日本家屋の代表である瓦屋根は耐久性が高く、メンテナンス費用を抑えられるという特徴があります。
重さが心配な方は重さを軽減した瓦がおすすめです。
これらの特徴を踏まえたうえで、建物の用途や環境に応じて最適な瓦を選びましょう。

また、瓦の修理には屋根葺き替えと葺き直しの2種類存在します。
屋根の状態に応じて修理方法を選択しましょう。

瓦屋根のメンテナンスでは、早期発見と適切な処置が重要です。
当社は、大切なお住まいを守るために、屋根に関するトラブルを解決しますのでお気軽にご相談ください。

【瓦屋根葺き替え工事の事例】
岐阜市 K様邸 和瓦からイーグルエクサへの葺き替え工事

【瓦屋根修理工事の事例】
各務原市 I様邸 屋根瓦台風被害修理工事

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