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瓦屋根の修理において漆喰の代わりである南蛮漆喰についてご紹介します! | 屋根のあれこれ

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瓦屋根の修理において漆喰の代わりである南蛮漆喰についてご紹介します!

瓦屋根に使われる瓦の耐用年数は長くて60年くらいと言われております。
一方で、屋根の漆喰部分は瓦に比べて20年前後で表面が朽ちてきたり剥がれてきたりすることが一般的です。

瓦屋根の漆喰部分は定期的なメンテナンスが必要とされており、手間やコストがかかるため、なかなかメンテナンスをする人は少ないと思います。
そこで、今回は漆喰の代わりで使われるセメントや南蛮漆喰についてご紹介します。

瓦屋根の漆喰部分の代わりにセメントは使えないの?

瓦屋根の修繕にセメントは使えないことがほとんどなのでおすすめしません。
漆喰は、瓦屋根の頂上部分の瓦を固定し、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。

たまに漆喰を使わずに、セメントを代わりに使っている会社もありますが、問題が生じます。
それは、割れや剥がれが生じやすいのです。
漆喰には、繊維質が含まれているため、割れや剥がれを防いでくれます。

一方で、セメントは繊維質を含まないため、短期間で剥がれが生じてしまいます。
そのため、セメントでの修繕は瓦を固定できているように見えますが、すぐに割れや剥がれといった不具合が生じるでしょう。

このようなセメントでの瓦屋根の修繕を行う会社には注意しましょう。

瓦屋根において漆喰だけでなく葺き土にもなる南蛮漆喰とは

では、瓦屋根の修繕において漆喰しか使えないのだろうか。
実は、漆喰の代わりに使用できるものとして南蛮漆喰があります。
南蛮漆喰は漆喰という名前が入っておりますが、普通の漆喰とは異なる点が2つあります。

耐久性や防水性

南蛮漆喰は漆喰と異なり、特別なシリコンが入っております。
このシリコンにより、漆喰よりも耐久性や防水性に優れたものとなっております。
現在の新築では、漆喰より南蛮漆喰を使用する機会がほとんどです。

葺き土の代わり

漆喰との大きな違いとしては、南蛮漆喰は葺き土が必要ないことです。
一般的に、漆喰は葺き土と併用され、使用されることがほとんどです。

一方で、南蛮漆喰は葺き土の代わりにもなります。
葺き土は雨水などにより風化がしやすいため、瓦屋根の葺き土の交換も行う場合は、防水性に優れた南蛮漆喰を使用しましょう。

まとめ

漆喰の代わりにセメントを使うのは短期間で剥がれや割れが生じるためおすすめしません。
一方で、南蛮漆喰は漆喰と比べ耐久性があるだけでなく、防水性能まで兼ね備えているのでおすすめです。
ぜひこの記事をもとに参考にしてみてはいかがでしょうか。


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