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赤い瓦 (岐阜県各務原市 屋根修理工事の現場より) | 屋根のあれこれ

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赤い瓦 (岐阜県各務原市 屋根修理工事の現場より)

こんにちは。日本いぶしの屋根リフォームです!

今日は、赤い瓦のお話をしようと思います。
このような赤茶っぽい色の瓦屋根。車を走らせていると、たまに見かけませんか?

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この瓦、三州で開発された「塩焼瓦(しおやきがわら)」と言うんです!
温かみがあってとても好きな瓦です。

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なんとこの塩焼瓦、瓦を焼いている途中で塩を投入するという驚きの製法!
塩の化学反応によって赤褐色のガラス状の皮膜ができ、この色になるんです。
凍害などの原因となる含水率が非常に低いので、とても丈夫というのが特徴で、昭和20年頃とても人気がありました。
しかしその後釉薬瓦の登場で次第に塩焼瓦の生産数は少なくなり、今では手に入らなくなってしまいました。

「え?うち塩焼瓦だけど、手に入らないなら修理できないの?」

と思われた塩焼瓦オーナーの皆さま。
大丈夫です!
現在、塩焼瓦の修理工事は、釉薬瓦のチョコレート色でご対応しています!

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(参考画像:株式会社鶴弥様 より)

その他赤瓦で有名なのは沖縄ですね!沖縄赤瓦や琉球赤瓦とも呼ばれます。

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沖縄の赤瓦はレンガのような色をしていますが、沖縄でしか採ることができない「クチャ」と呼ばれる粘土によるもの。
鉄分を多く含んでいるため、焼くとあの独特の色に変化します。
台風から屋根を守るために瓦のつなぎ目をたっぷり漆喰で固めて、THE・沖縄の屋根が完成します。
赤い瓦と白い漆喰のコントラストがとてもいいですよね!

もうひとつ、以前初めて広島県に訪れた際、赤茶色の瓦屋根のお家がたくさんあることに驚いたことがあります。

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(参考画像:カンパイ!広島県 様より)

三大瓦産地のひとつ、石州(島根県)で作られる石州瓦でした。
石州瓦は1200度以上という高温で焼き上げるためとても丈夫で凍害に強いことが特徴です。
赤茶色の秘密は「来待石(きまちいし)」。鉄分を多く含んだ来待石を釉薬に混ぜると、酸化して赤茶色になるんです。
赤瓦のお家が並ぶ地域がとても可愛いかったので、写真を撮りにまた行きたいなぁと思っています!

同じ赤い瓦といっても、その地域特有の材料や製法により違いがあって面白いです。
赤茶色の瓦を見かけたら、こうした豆知識を披露するのもいいかもしれませんよ♪

最初の塩焼瓦の屋根はこちらの工事です↓
各務原市 N様邸 屋根修理工事

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