2019.09.27
【施工事例】台風による屋根の被害で一番多い箇所は?
こんにちは。日本いぶし瓦です!
まだまだ台風シーズン真っ只中ですが、台風で一番多い屋根の被害が、棟部が飛んでしまうこと。
棟とは↓このように屋根の面と面がぶつかっているところです。
瓦が取れてしまった、と修理のお問合せを下さったW様。下地の木に水がまわっている様子でした。
他の瓦も、棟瓦を留めているはずの釘が浮いています。
仕組みはこうです。
①釘穴から雨水が侵入
②釘を固定している下地の木に雨が染みこむ
③木が腐る
④釘が効かなくなる・釘が浮いてくる(またさらに雨水が侵入)
⑥瓦が固定できなくなる→落下
こうした現象を防ぐため、今は釘の代わりにパッキン付きのビスで瓦を固定します。
ただ、パッキンも長年雨風にさらされますので劣化します。そのため、最低でも10年に一度は業者へ点検を依頼して下さい。
釘からビスに切り替わったのはだいたい15年ほど前くらいだと工事部が記憶しておりますので、釘で施工してあるお家はたくさんあると思います。しかし釘だから必ずしも雨が入るというわけではありません。大丈夫なお家もあります。屋根、難しいです!!!
こうして施工方法もは変化していますが、天候もどんどん変化しています。「100年に一度」が何度も来るような気候です。安心安全な屋根にするためには、こうした変化に柔軟に対応していくことが求められます。日々勉強です。
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輪之内町 W様邸 棟瓦積み直し工事
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