2016.12.08
山県市 M様邸 屋根瓦葺き替え工事
ご要望 | 屋根の傷みが気になるので、葺き替え工事をお願いしたい。(M様より) |
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施工事例データ
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ご提案内容 | 離れをお持ちでしたので、①母屋のみ葺き替える②離れも含む、という2つのパターンのご提案をさせて頂きました。せっかくの機会ということで、離れの屋根も施工させて頂くこととなりました。また、何度かお打合せをさせて頂いた中で、壁板金のカバー工事と、樋の交換も併せてご依頼いただきました。 |
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施工前はこちら |
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母屋は築45年、離れも築35年近くになるそうです。平部や棟部に欠けている瓦が複数あります。 | のし瓦が無くなっているところ、そして草が生えているところも見つかりました。 | 上から見ると棟が曲がっていることがわかります。 |
離れにはかっこいい鍾馗様!鍾馗様に損傷は見られませんが、棟下の漆喰が剥がれ落ち、中の葺き土も崩れています。 | 隅棟(降り棟)の瓦が無くなっています。 | 西面の壁板金も交換することとなりました。お家がどのように変わっていくのか、楽しみです! |
日本いぶしの屋根リフォームによる 施工中の様子 |
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工事初日。簡単にではありますが、職人によるお清めをさせて頂きました。 | 約45年お家を守っていた瓦を下ろします。既存の瓦は青緑(せいろく)という青い色の陶器瓦です。 | 土葺きから引掛け桟葺きに変えますので、葺き土も全て撤去していきます。遠くに写っている職人がとても小さく写っていて、屋根の大きさが伺えますね。 |
屋根裏に落ちた土や粉塵を取り除くクリーンカーです。ご在宅中の屋根リフォームですので、お施主様の生活を最大限守りながらの工事を心がけております。 | クリーンカーのお掃除作業と同時に、野地板を施工していきましょう!厚さ12mmの構造用合板です。 | こちらは離れです。お家の中に土や埃などが入らないよう、ブルーシートで養生しながら古い葺き土を下ろしていきます。 |
離れも野地板を張りました。 | 入母屋部分の下、とても狭いところですが、奥まで手をぐぐっと入れてルーフィングを張ります。 | ルーフィングと桟木の施工が終わり、雨が降っても大丈夫なように、ブルーシートで養生をします。 瓦を屋根上へ運ぶ瓦揚げ機も用意して、いよいよ瓦を載せます! |
屋根の大部分を締める「桟瓦」は、今回母屋と離れを合わせると3,000枚ほど! | 瓦は三州陶器瓦 和型(J型)の、ハイシルバーという色です。日本瓦に似て灰色ですが、釉薬が施してあるので、とてもツヤツヤとしています。 | 母屋の平部、葺き終わりました! |
袖瓦(けらば)を、ズレのないよう1枚1枚固定します。こういった袖瓦のような桟瓦以外の瓦だけでも、1,500枚以上あります。 |
離れの平部施工の様子です。 水糸を垂らしてまっすぐ葺けるようにしています。 |
棟部の施工が始まり、こちらは鬼が立ちました。又ギ鬼という種類の鬼瓦です。 |
のし瓦を少し削って加工しながら葺きます。瓦をまっすぐ葺くための職人技です。土台は新しい葺き土とシルガードです。 | 完成した大棟です。高く積まれたのし瓦、迫力があってかっこいいです! | 壁板金工事も始まっております!元は白っぽい壁でしたので、ブラウンに変わると落ち着いた印象になりますね。 |
1階の屋根と、2階の壁がぶつかる部分に土居のし瓦を葺きます。 | 2階の屋根の下ですので、とても狭いスペースです。職人が忍者かスパイのように見えてまいりました。完成まであと少しです! |
施工が完了しました |
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ツヤツヤのハイシルバー。整列している様子がとても綺麗です!お施主様のご希望により、雨樋の支持金具の間隔を通常より狭くし、倍の数をつけています。こうすることによって、雪が降った時に樋への負担を減らすことができます。 | 1階と2階がぶつかる部分。瓦職人の施工写真はありましたが、その後上から板金工事もしています。これで雨の侵入をバッチリ防ぎます。 |
鍾馗様、お足元の棟も綺麗になりましたよ~! | 西側外壁の板金は、ツートンカラーがとてもおしゃれ!シルバーになった屋根とよくお似合いです。 |
屋根の色がが変わると、お家全体の印象が変わりますね!仕上がりをとても喜んで下さったM様。本当にありがとうございました! |