2021.06.23
大垣市 M様邸 青い和瓦からスーパートライ110 タイプⅠへの屋根葺き替え工事
ご要望 | 実家の屋根が古く重いので軽くしたい(M様より) |
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施工事例データ
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ご提案内容 |
2020年に開催した屋根展にご来場頂いたM様。ご実家の屋根をリフォームしたいというご相談を頂きました。 和瓦にこだわりはないとのことでしたので、カラーバリエーションが豊富な洋瓦の(株)鶴弥製 スーパートライ110 タイプⅠをご提案いたしました。サンプルの瓦もお見せし、ご家族で話し合われた結果アンティックブラウンという茶色を採用することになりました。もちろん土は使わない引掛け桟葺きですので、屋根を軽量化できます。 その他に金属屋根部分の葺き替え、経年で劣化しておりました雨樋の交換、腐食した軒天の張り替え(一部重ね張り)をご依頼頂きました。 |
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施工前はこちら |
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1960~70年代頃に広く普及した青い和瓦です。青緑(せいろく)色といいます。 | 棟が歪んでいます。漆喰も薄くなっています。増築されており、ちょうどつなぎ目から雨漏りしていたようです。 |
金属屋根部分は錆びが目立っています。瓦棒葺きという施工方法の屋根です。 | 軒天は色褪せと剥がれがあります。雨水が入って腐っていました。 |
雨樋は歪みがあり、鼻隠しは塗装が剥がれています。 |
日本いぶしの屋根リフォームによる 施工中の様子 |
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古い瓦を撤去します。葺き土がたくさん出てきます。 | 土も撤去し、これでかなり屋根が軽くなりました。 |
屋根裏に落ちた土埃を大きな掃除機クリーンカーで吸い取ります。見えないところも丁寧に。 | 12mm合板を張り、改質アスファルトルーフィング(防水シート)を施工します。 |
瓦を葺く前の土台の様子です。 棟から軒に流れている白い紐状のものが流水テープ。瓦の下に雨水が入ってしまっても排水できる仕組みです。 瓦を留め付けるための桟木も打ちました。棟をしっかり固定する棟金具も見えます。 |
瓦を葺いています。魚のヒレのように見える部品は雪止め金具です。積もった雪が一気に滑り落ちないようにするための雪止めは、瓦タイプと金具タイプがあります。 |
施工が完了しました |
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スタンダードな形で様々なお家に合うスーパートライ110 タイプⅠ。特別色も合わせると10色以上からお選び頂けます。 |
雨漏りが起きていた増築のつなぎ目部分も雨が溜まらないように施工。 |
瓦棒葺きから今主流の立平葺きになった金属屋根。耐久性を上げたいというM様からのご要望により、下地に12mm合板を増し張りし強くしました。 |
日々目に入る軒天。とても綺麗になりました。 |
当初は予定にありませんでしが、塗装が剥がれた破風・鼻隠しもきれいにしたいと仰って頂きました。木が痩せているので再塗装してもすぐに剥がれてきてしまうと判断し、板金で上からカバーすることをご提案いたしました。(金額も塗装とあまり変わりません) 屋根・樋・破風・鼻隠しとすべてブラウンをお選び頂き、全体の統一感が出ました。とても素敵ですね。 |