2016.08.25
美濃市 U様邸 屋根瓦葺き替え工事
ご要望 | 築40年を越え、シルバーの陶器瓦が色あせたように見えるのが気になるので、日本瓦へ葺き替えたい。垂木・壁板金・樋も新しくしたい。(U様より) |
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施工事例データ
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ご提案内容 | 日本瓦への葺き替えというご希望を受け、屋根の軽量化のため、現在の土葺きから屋根土を使用しない「空葺き(引掛け桟葺き)」をご提案致しました。 またU様とお打合せをさせて頂く中で、ご希望の箇所に加え、コンパネを貼り屋根の下地を強化すること、壁の漆喰補修なども行うことになりました。 |
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施工前はこちら |
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重厚感漂う入母屋造りのお家です。 | 大きなズレ等はないようですが、 瓦や破風板に劣化が見られます。 |
棟に近づいてみると、銅線の錆が瓦にまで広がっていること、漆喰(しっくい)の剥がれ等が確認できました。 |
入母屋破風の破風板が傷んでいます。 破風板は風雨に直接さらされるので、 傷みやすい部分かもしれません。 |
U様邸の工事は、瓦はもちろんですが、垂木交換・樋工事・漆喰工事など盛りだくさんの屋根リフォームです!どうぞよろしくお願いいたします。 |
日本いぶしの屋根リフォームによる 施工中の様子 |
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まずは、既存の瓦を降ろします。 | 瓦を降ろしたところは、ブルーシートで覆います。これで突然の雨も安心です。 | 瓦や古い屋根土などの撤去後は、巨大掃除機・クリーンカーの登場! |
屋根裏などの残土やホコリがお家周りを汚してしまわぬよう、クリーンカーで吸い取ります。 | 2階の垂木替え、完了まであと少し。 垂木とは、屋根の棟から軒先に渡す長い木材のことです。 |
破風板も新しくしました。 写真を見ているだけで、木の良い香りがしてきそうです。 |
下地が完成し、いよいよ瓦工事です。 こちらの瓦揚げ機を使って、瓦を屋根へ運びます。 |
軒先面戸の取り付けです。 | 軒瓦施工中。垂剣軒瓦という瓦で、スタンダードな万十軒瓦に比べ、真ん中の垂れが少し長くなっています。 |
丁寧に、正確に、美しく瓦を納めていきます。 | 2階はもう鬼瓦も見えますね。今回は影盛という鬼を採用しております。厚みがあって素敵です。 | 隅棟施工中。雨などが入ることのないよう、きっちりと葺きます。 |
東側もほぼ葺き終わりました。 | 板金工事も順調に進み、もう少し!完成が楽しみです。 | 壁漆喰の塗り直し。真っ白になっていく様子、とても気持ちがいいですね。 |
施工が完了しました |
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外観です。壁板金の色も寒色系に変わり、渋く光る日本瓦と相まって、重厚感は残しつつスタイリッシュな印象になりました。 | 破風板を替え、漆喰を塗り直して生まれ変わった入母屋破風。美しい! |
北側です。 | 東側です。 |
垂木に飾りを施しました。取り替えた真新しい垂木に、銅板がきらきらと輝いています。 | 玄関上部です。ぴしっと揃った瓦に、市松模様。真新しい破風板。家紋入りの鬼瓦。これぞ日本!いいですね~! |
整然と並ぶ日本瓦の美しさに、思わず溜め息が漏れてしまいました。職人技です。 | 洋風のお家も素敵ですが、日本家屋の良さを再認識させて頂いた工事でした。 U様、ありがとうございました! |