岐阜市 S様邸 アスベストを含んだカラーベスト(スレート)の屋根葺き替え工事
ご要望 | カラーベストの屋根です。強い雨が降ると雨漏りするので、点検をお願いします。10年程前に塗装工事をしています。(S様より) |
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施工事例データ
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ご提案内容 |
2020年の屋根展にご来場下さった岐阜市にお住まいのS様。雨漏りでお困りでした。 塗装工事をされた後にカラーベスト(スレート)の割れが発生しそれをコーキングで補修された跡がありましたが、皮肉なことにその補修により雨の通り道が塞がれ雨漏りが進行したと思われます。 築45年となりますと当時のカラーベストはアスベストを含んでいる可能性が高く、上から新しい屋根材でカバーするよりも葺き替え工事をおすすめしています。 腐ってふかふかになっている下地は作り直し、屋根全面の下地補強をした後、セネターを施工することに決まりました。また、雨樋の交換や破風・軒天など付帯部のリフォームもお任せ頂き、見た目もとてもきれいになりました。
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施工前はこちら |
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室内が雨漏りしている様子です。 | 築45年ほどの平屋のお家です。表面が剥がれ、ぼそぼそになっています。 | 変色もしています。塗料が何だったかも不明です。 |
下地が腐っている箇所です。少しへこんでいることがわかるでしょうか。不用意にこの上に乗ってしまうと、崩れて落ちます。 | コーキングで割れが補修されています。そのため雨水の侵入・出口の経路がわからなくなり、雨漏りが進行してしまいました。この補修を差し替えなどでしっかり修理していれば、もう少し屋根が長持ちしたかなと思います。 | 南面の表面は剥がれることなく綺麗でした。 |
箱樋です。勾配がしっかり取れておらず、雨水が溜まって苔が生えています。上から新しく板金でカバーします。 | 塗装が剥がれている破風などの付帯部は、板金でカバーします。 |
日本いぶしの屋根リフォームによる 施工中の様子 |
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スレートを撤去していきます。アスベストを扱うことができる専門の業者に依頼します。そのため撤去費はアスベスト無しに比べて金額が上がります。 | ルーフィング(防水シート)は長年受けた熱により、下地の板にくっついていました。 | 南面の方が太陽の熱を受けるので、ルーフィングがしっかりくっついてしまって剥がすことができませんでした。 |
撤去工事後。通常の屋根のとは違う造りの下地ということが判明しました。 腐っていたところは支えの木がずれており、やはり危険な状態でした。 |
断熱材は屋根に沿って施工してあり、その下に空気が流れるつくりになっていたので、この断熱材の効果は薄いかと思います。 | 中を覗くと天井裏にしっかり雨染みを確認できました。 |
腐っていた下地を補強しています。 | 通常の屋根とは違いつくりが弱いので、12mm合板を上から貼り補強することをご提案・施工しました。 | 箱樋をカバーしています。 |
軒先と袖の板金を施工しました。 | ルーフィング(防水紙)を貼りました。今回はカバー工法工事ではないので、通常の改質アスファルトルーフィングです。 | 軒先からセネターを施工していきます。 |
棟部にはシーラーという防水のためのスポンジを取り付けます。 | 棟の土台として樹脂製の木を取り付けます。 | 棟を取り付けました。屋根の完成です! |
雨漏りしていた天井を剥がしました。 | 断熱材を入れます。 | 張り替え完了です。 |
施工が完了しました |
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オニキス(グレー)という色です。黒か茶を選ばれる方が多いですが、オニキスは明るくなって良いですね。 | 塗装が剥がれて錆びていた玄関上の屋根は、ガルバリウム鋼板でカバーしました。柱もカバーをしてきれいになりました。 |
破風や軒天も板金でカバーしました。随分と明るい印象になったのではないでしょうか。 | 雨樋も交換し、雨が降ってももう大丈夫です。安心してお過ごし下さい。 |